同人誌できるかな~斎藤一と怪異編~

こんにちわ、津留崎と申します。漫画家をやっています。

この記事を読んでくださった方の大半は恐らく前回の記事も見てくださっていると

信じて今回は自己紹介の方は省略させていただきます。

気になる方は仕事をまとめてあるこちらでご確認ください。

 

簡単に言うとFGO斎藤一の絵を描いてる旦那が池澤、同じく漫画家の嫁が私

普段一緒に仕事(今はファ美肉おじさん描いてる)をしている漫画家夫婦

 

ぐらいの認識で大丈夫かと思います。

前回の本を作った時のクソ長感想文が結構好評いただけたので、今回は調子に乗ってもっとクソ長い「編集後記」的なものを書こうと思いキーボードを取りました。必死に作った本なので今回はちょっと本に対する感想は控えめです。

絵はどこをとっても最高なんだけど、個人的に「本当にこれ面白いのか…?」となってしまっている為です

どうやって同人誌作ってるのかのスケジュール感とか考えとかをのんびりまとめてて、多分読みにくいと思いますが読みたい人だけどうぞ楽しんでください

 

当たり前ですが、斎藤一と怪異 を読み終わってからの閲覧がおすすめです。買う予定ない人は好きにしてくれ

 

 

 

同人誌できるかな~斎藤一と怪異編~

 

私達夫婦はもう「普通に夏コミしんどい」という理由から何年も夏コミを出ていないわけなんですけど、コミケ自体は大好きなので

「去年は今年はもう出さないと言っていたが…せっかくだから冬コミに何か…こう…?」

と津留崎側から打診。

たいていコミケシーズンになるとお互い祭りの熱に浮かされるので

「スケジュールに余裕が持てるのであれば」

と池澤先生のこころよいへんじがいただけた。うれしい。

早めに色々とまとめる事を条件に、サークルカットを書いてもらう

今回はこんな感じ

 

あ~~~~かっこいいよな~~~~はじめちゃんはよ~~~~

サクカ描いて申し込みをするとやるか!という気もわいてくるものである。

早いうちから本を作るならどういう内容にしたいか話し合った。

前回と同じようなものを作ったら多分喜んでもらえそうではあるけど、池澤先生的には「同じような本を二冊作ってもな」的な感じであまり反応が良くなかった。

前回の本は構成的に「前半がカラーページのイラスト集」「後半がグレースケールの漫画」と二部構成だったのだが(わがままセット!)そのうちの漫画パートが、モノクロ印刷ではなくカラー印刷に無理やりグレーデータを印刷させた為、普通のモノクロ漫画と比べると線の綺麗さに不満が出た。

本来だったらもっと綺麗に印刷されたであろうデータを見て、「これをモノクロ小冊子にして別途で印刷してぇな…」と思うぐらいにはもったいないと感じていた為

「今回はモノクロ漫画 しかもはじめちゃんが格好いいアクション主体」「B5印刷でデカい原稿を思いっきり浴びれる」をコンセプトにしたらどうだろう?と言ったところ本人も乗り気だったので、今回はこの方向性で行く事がこの時点で確定した。

・モノクロ漫画でアクション はじめちゃんが格好いい

・B5表紙フルカラー印刷で本文はモノクロ

・箔押し…したくねぇか…?(これは津留崎の趣味)

 

だいたいこんなかんじ

 

9月中旬

方向性が決まったとはいえ、私も仕事を少し増やしたしそもそも二人で週刊漫画の連載もあるしでなかなか時間は取れなかった。空いている時間にどんな舞台設定のものにするかを考える事は出来たのでとりあえずプロットから練る事となる

大前提として

・内容が無いアクションものは前回やった為、もっとシチュエーションとか舞台に拘る

・興味が無いという人にも格好いい斎藤一を見てもらいたいという気持ち

・普段ギャグ漫画みたいなの描かせてるし、楽しく描けそうないつもの違うものを

というものを定めていた。

 

アクションもので必要なのは「敵」

いわゆる好敵手。主人公が格好いい事は大前提だけど、敵対者が魅力的であればある程アクションがより輝くのは皆知っての通りだと思う。

敵に対して作画コストを高めの設定してしまうとまず時間がかかってしまうし、FGOの他のキャラクターと戦わせるというのは夢があるが、そも戦うという事はどちらかが「敗北する」という事になってしまう為、二次創作として角が立たないようにするにはかなりの長尺か、あるいはストーリーを諦める必要がある。

相打ちやドローはまぁ悪くないんだけど、作品全体の得点を上げるのには役に立たない設定ではある。

 

今回の定形に収まりきらない為「他のサーヴァントと戦わせる」というのは使いづらい。けど、正直じゃあ「モンスターと戦う」というだけだと、かなり相手として役不足なのも否めない。

どうしよう?

「オリジナルキャラクター」にする、というのも一つの手ではある。けどそれも結局、そのキャラクターを魅力的にする為に莫大なページ数を要するし、そもそも二次創作にオリジナルキャラクターが出てくるという事を嫌がる人も少なくない(と思う)

 

…ところで、Fateシリーズは基本的にスターシステムでぇ~

中身は別人だけど、外見は元のFateシリーズに居たキャラクターってのが沢山いてぇ~…

 

モンスターと戦うのは役不足、でも新しいキャラクターを出したりには尺不足

既存キャラクターに負けイベを背負わせるワケにはいかないのであればもうこれ

全部混ぜちゃえばいいじゃん!!!!!!

 

という考えから生まれたのが、桜タイプの姿をした「怪異」を倒すという発想でした。

池澤先生の練習ラフスケッチかまちょ かわよ〜❤️

これなら、彼女の性質を知っているであろうFateファンは少ないページで理解するし、田舎の怪異なんてものは全人類が好きなシチュエーションだし、主人公が日本出身なのも斎藤一が日本出身なのも使える!!!!いいじゃん!

 

何より、不気味な雰囲気を纏っているロングコートの刀持ってる男とか格好良すぎる!!!!れ!!!!!

 

といろいろと繋がった瞬間でした。

 

ここで仮タイトルとして「斎藤一と怪異」と付けたプロットが完成しました。

 

あとは設定とかの整合性を考えつつなんとかするパートです。

地味で長い戦いが待っていますが、方向性さえ決まってれば時間さえかければちゃんと完成します。

鬼子母神をモチーフとして扱う為ちょっとばかり勉強しましたが、インターネットの情報を鵜呑みにするなと知識人から言われていたにもかからわず今回時間がなくて本格的な勉強をできなかったのだけは悔やまれる。

色々と間違っていたとしても、2次創作の同人誌という事でぬるい目で見ていただけると大変に助かります…

 

 

表紙に特殊装丁したいの会~納期はきちんと考えよう~

9月中旬

前回の本の表紙で箔押しできなかった無念(原因:印刷会社さんの機械のメンテ)を晴らすため、今回はより納期に余裕をもって表紙を作ろうと思い内容が決まり次第速攻でラフを切る。

斎藤一と鳥居って…合う…ジャン…?

前回はわかり易さ重視で「顔ドーーーン!!」って感じにしてたんだけど今回はどちらかというと「雰囲気重視」にしたかった為、雰囲気をがらりと変えて背景を結構な密度で入る表紙ラフを切りました。一発で不気味な内容と分かるように、朽ちた鳥居とほこらを添えて。裏表紙になる右側には作中の暗喩になるざくろがあったりしたら締まるかなと思って入れたり。

原稿の作り方として、いわゆる漫画とか、右から左に向かって読む本の場合(表紙の絵の右側を糊でとじるので「右綴じ」と言います)表紙が真ん中から左側になります。一ちゃんが立っている方ですね。右側は裏表紙になります。

私は夏の只中、日中なのに暗い森の中をイメージして描いたラフだったんですが

まぁなんて素敵なラフでしょう

ライティングの事とか池澤先生に渡したプロットから、夕焼け空になりました。

逢魔が時…か…なんておしゃれな演出なんだ…負けた…くやしい…演出でさえ負けるのか私は…

 

…いやめっちゃいい。めっちゃいい表紙なんだけど商業的な観点から見ると

主人公のサイズがあまりにも小さすぎる。

これだとはじめちゃんの素敵なお顔がほとんど見えないし、はじめちゃんの素敵なお顔がほとんど見えません。一大事です。

 

なんでちょっと大きくリサイズさせてもらって

タイトルイメージも入れて こう!

まだもう一段回はじめちゃんをデカくしたかったので構図をナナメにして

ナナメ構図は怪異っていう不安定さと相まってイイネ、と好評

タイトルの色を色々変えながらこんな感じかな、とラフを練っていきました。

このタイトルと一緒に入ってる謎のオーラは「透明箔とか入れれたら格好いいやろなぁ」と考えながら追加。表紙の雰囲気的に普通の金箔押しとか合わなくなってしまったし、メタリックな黒箔とかでもいいかなぁとかモヤモヤ考えてたと思う。

…そこを池澤先生に「今回の絵はキラキラさせたくないなぁ」の一言で一刀両断されてしまったのであきらめる事となりました。

キラキラさせてくれよぉ たのむよぉ まぁでも…合わないな…

 

 

紙選び あまりに楽しい(ただし、紙がとんでもなく高い)

前回の本は高級感のある仕上がりにしたかったので厚手の紙を使い、でも池澤先生の絵の線はザラザラしているのでちょっとテクスチャ感強めな紙にしたいな~と色々な同人誌を参考にしつつ、印刷会社さんが売ってる紙見本とにらめっこして諸々の条件で適合したのが「ヴァンヌーボーVGスノーホワイト」という紙でした。本当にこれ選んでよかったと印刷した本が届いた時に安堵したのを覚えてます。

同人誌印刷してくれる印刷会社さんは基本的に「印刷した同人誌をイベントのサークルスペースに直接搬入」してくれるサービスが付いているのですが、前回使った印刷会社さんにはそういったものはまったく無かったので一旦自宅に送ってもらい、自分の家から車で冬コミ前日に(グッズセットでものすごい数の小物作ったのもあって)滅茶苦茶な量のダンボールを搬入作業したワケなんですが、これすごく大変でした。二度とやりたくねえ。

今回和風な感じの表紙になるのであえて色ムラが出来そうな紙「新・星物語マーガレット」本文用紙はテクスチャ感強めかつ白すぎない紙「OKアドニスラフ75kg」を使用しています。何かの参考になれば幸いです。

しかし昨今の物価高もあり、印刷費の高騰がすごい。具体的に言うと印刷費よりとにかく紙がたっけえ。大変。もう同人やって10年(コピー本作ってた頃から言うならもう25年ぐらい)だけど、最初の頃から比べると多分2倍以上になってると思う。

で、みんなどうしてるのかな~と思ったら男性向けはあんまり変化感じない、無理してるか若干値上げ?って感じで対策打ってるのに対し、女性向けの同人誌のはサイズがB5→A5に変化していた。本のサイズを小さくする事によって、値上げせずに本を売っているのである。この変化は面白くて好き。

でも私はでっけぇ池澤先生の原稿見るのが好きだからB5で印刷します

 

あと中表紙!1ページめくると黒字に金印刷でドカーン!インパクトあったでしょうか?

最近とある方の画集を買って「黒い紙に金一色での印刷」があまりに格好良すぎて「これ自分たちでもやりたくない?」と思って入れました。

まだ実物見てないけど格好良く仕上がってるといいなぁ

 

nishimura-p.jp

今回はそういった諸々をこちら、西村謄写堂様にお世話になりました。本文の基本締め切りが12月25日とそこそこまで待っていただけて今回のスケジュール的にも合致、紙や特殊加工の幅がとても広い印刷会社様です。
本当にお世話になりました。見開きがなんか変な作りになってるとか細かいミスを報告してくださって大変助かりました。

あと同人誌担当の方の「いけまっせ!」がとても心強かったです。

 

 

もう11月だけど完成するんですか?

って事でしばらくは普通に週刊漫画の作業があるのでそっちを優先しつつ表紙とグッズ入稿用データを作る。

 

表紙は色指定が池澤先生で着色はほぼ単色塗りだったので私背景はいつもファ美肉おじさんでお世話になっておる元アニメ背景出身アシスタントのどくろ君にお願いしました。

相変わらずうまい。背景の色味調節には知り合いのKatsudion氏が協力してくれました。

最終的にこれより少し明るくなったかな?

素材をいい感じにデザインして入稿。暗く落としすぎてて字が見づらいのでスポットニスつかいました。どう仕上がるか楽しみですね。

もともとはマットPPをかける予定だったんですが「風合い残したいならPP無い方がいいかも」との印刷所さんからの助言もありそのまんまでお出ししてます。ほんといろいろとお世話になりました

 

グッズも納期と相談だ!

一方グッズ系は割とどこも締め切りが早い(理由としては直接会場に搬入してくれないところを使う、となると開催する前日までに確実に家に届けてもらう必要がある為)

ので私は11月ぐらいからちょこちょこ動き始めます。

今回はグッズが三種類しかないので、既存素材でできる範囲(バッグとか)をなんとかして描くものは描いてもらってこっちでデザインして完成。

色々と悩んだんですが、結局一番うれしいのアクスタだよね…あとはいろいろ意見を聞いてた時に気になったSNS風クリアカード。どちらもとても良い感じに仕上がってよかった。

 

 

プロットは完成して池澤チェックを通ったので、ネーム作業。
担当編集を説得したりして結局取れそうな作業日数は1週間ちょいっぽい、という事が分かった。

 

どうせ商業の方忙しくて作業入れないしぃ~って感じでのんびり丁寧に

ネーム描いてたら11月前半ぐらいにネームが完成しました

 

 

 

終わった…

ページ概算60P!!!!

 

 

60Pになってしまった…描きたい事多すぎた…さすがにこれは…

 

 

無理…

 

やばい…無理だろこんなの…

でもプロットにあるやつ全部入れるとこうなる…

これ以上削るともったいないシーンが増える…

 

でも10日そこそこで…子が保育園行けない土日もはさむのに…こんな…

 

 

無理か…削らざるを得ないか…

 

 

 

 

 

いや…無理…か…?

 

本当に無理なのか…?

 

 

 

人間というのは…希望を捨てたらダメだって…

そう僕たちはいつも奈須きのこ(敬称略)にそんな事を教えられてきたんじゃないか…?

 

無理って言う前にほら…池澤先生…よく見て…いつもの原稿とくらべると1Pあたりの人間の数が少ないでしょう?つまり人間だけ書けば作業スピード1/2ぐらいでいける、かつ線も少ない!この斎藤一、線少ないです!衣装もいつもの連載と比べたら簡単!

背景比率も多い!いける!スケジュール通りにやれば多分いける!!!!

やろ!ほら!手動かさないと進まないから!ちょっとだけちょっとだけ!

 

ともかく、腹をくくってここまで来たんならあとは力業でなんとかするだけなので

進めざるを得ないだけなんですが

 


「まぁいけるいける」って声が池澤先生から返ってきました。

多分この頃には二人とも正気を失っていたんだと思います

 

 

がんばった10日間(記憶があまりに無い為ほぼ箇条書き)

 

12月15日 作業開始


17日、ラフ終了下書き着手。

吹き出しはいつもはこだわりがあるらしく自分で全部描いているが、今回はそういうロスを一切無くすために素材を作った。

4点ほどベクターで描き下ろしてもらって私が配置

ラフが出来た時点で背景さんとのやりとり。終わる?と聞くと自然物多いし多分俺ちょっと時間あまるぐらいになると思う との心強い返事

みんなすげえや

 

19日 下書き完成。

20日 ペン入れ着手

ここから随時完成ページに私の手も入る。主な作業はトーン貼りとか枠線はみ出した線画消したりとか画面を綺麗にする作業。届いた背景を本データをガッチャンコしたりもする

家に上がった後の斎藤一全部裸足がいいんですけどぉ〜って言ったら作画コストを理由に断られた。

あと永倉さんはジジイの方が描きやすくて早いとの事でジジイに。

24日 ペン入れ完成。いったん5時間ほど休憩睡眠を取ってもらって私は寝ずの作業。忙しすぎてこの辺り覚えてない。

25日集中線描き文字完成。入稿作業。データ不備等あり修正入稿。

完成に至る

 

本当にとんでもないスピード感だった。

関わってくださった方々お疲れ様でした。

そういえばどうしても気に食わなくて修正をお願いしたページが2Pほどある

このスケジュール感で!?

ボツもったいない

という事でこれをもってボツ供養とさせていただく。

ボツの理由としては1P目は視線誘導

(勝手に構図変えるな意図があってそういうネームになっている)

2P目はインパクトと溜め

(漫画のアクションには【流れ】【溜め】【インパクト】 の大体3種類の使い分けが必要でぇ…
 このクソデカコマは【インパクト】の画面なので視線を誘導させる流線の種類が2種類も3種類もあっちゃダメなんですよていうかそれやっていいの【流れ】の時だけです。剣檄が当たっている一点に集中させてください

というのと 最後の桜が原型をとどめて吹き飛んでいくのは次のページで「やったか!?」できなくなるから爆発エフェクトでごまかしてくださいとお願いした)

 

直ってよくなってると思うので本の方と見比べてみてほしい。

 

桜タイプの姿を使って一つ難しいな、と思ったのが

「造形をあまり崩せない為にちょっと怪異モノにしては見た目のインパクトに欠ける」

ってとこでした。やっぱ怪異ってグロテスクでなんぼみたいなトコあるし…

桜の形した何かとはいえ、ファンからしてみたら急に首が長くなったりするの嫌だろうし。

 

でも「斎藤一と怪異」なのに怪異感薄くなっちゃったのは普通に私的にはやらかした感あるので、いずれどこかでリベンジできたらな~~~いいよな~~~~

この本、内容おもろいか…?(作家は作り終わった直後の熱が冷めると大抵こうなる)

 

んで私は入稿作業を終わらせて、メロンブックスさんととらのあなさんに予約諸々の連絡をして!

26日にグッズが全部揃ったので既刊のグッズ梱包をして!

27日に予約したホテルカルデアhttps://www.princehotels.co.jp/sunshine/plan/contents/fate-go/斎藤一&高杉晋作コンセプトルームになんと一人で泊まり!英気を養い!(めっちゃ楽しかった)

朝起きたら目の前に斎藤一のパネルがあり!!!!「寝起きする部屋に推しがいるのもいいもんだな」と感慨にふけりながら帰宅の準備をし!!!!!

今日は家帰ったら新刊グッズの梱包作業をめっちゃたくさんやらないといけないな~でも今日は年に数回あるか無いかの「池澤先生と私が共通で暇」という日なのでこの稀有なコストを使って都内でいいもん食いに行こうぜという日に!!!!!!

池澤先生から熱が出たという連絡があり!!!!!

急いで帰ったらすげえしんどそうだからPCR検査したら私が陽性で!!!!!!

 

これが28日で!!!!!!

 

 

RIP

 

 

コミケで本売る為に本作ってるのによ…

 

 

 

いやしかし…この出来事をただ

 

悔しい

 

これだけで終わらせていいのか…?

 

 

活かすべきなんじゃないのか?次に…

ただで転んでそれだけで気が済むのか…?

 

 

池澤先生は脱稿した直後に言いました

「来年はもう無いからな。絶対出さないからな。」と。

ですが私は覚えています

去年、斎藤一の本を出すときも同じ事を言っていたという事を。

 

 

 

って事で次は箔押しでキラッキラかつ表紙にホロPP貼った本出したいっすね!!!!!!

ハッピーーーーーーーー!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の本はいかがだったでしょうか?

私はもう10月ぐらいからずーっと悩み続けている作品なので、正確な面白さというのは自分では測れないのですが、事あるごとに「こんな素晴らしい絵なのに、本当にこれの内容はそれに見合ったものだろうか」とか「本当に面白いだろうか」という私に対して「足りないなら絵で補えばいい」と作業を最後まで一切手を抜かずにやり遂げてくれた池澤先生のおかげで「きっと素晴らしいものになっている筈」ぐらいにはメンタルが持ち直しましたので、なんていうか楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

 

今年の冬コミは津留崎池澤は参加できませんでしたが、私の代わりに設営から売り子を

やってくれた友人たち(猫松・ワイナカ・代表取締役ぽてち・くろねこ)に感謝を。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

 


もし買ってない人が居たら同人誌買って読んでね!!!多分おもろいよ!!!!

とらのあな

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